今日最後の訪問先は宮古市田老町でした。
昔津波の被害があった町で、「日本の万里の長城」と言われる有名な高い2重堤防がある町です。
堤防の高さは建物の2階にあたり、住民は安全だと思い、津波が来た時、逃げ遅れた方が沢山いたそうです。
一部の堤防は壊れ、津波は残った堤防を乗り越えて、町全体が流されました。
「グリーンピア」と言う施設に450人あまりの方が避難しています。
絵本や飴、下着などを持って、訪ねました。
アリーナで大勢の皆さんが待っていてくれました。
挨拶をさせていただき、ユニセフのメッセージを伝え、歌も歌いました。
集まった皆さんと一人一人握手しました。「来てくれて、ありがとう」と言われます。「いえ、皆さんの元気な姿に会えて、幸せです…」
津波の体験、将来の不安を口にする方も…。
「アグネスの宮古市のコンサートに行きましたよ。DVDも買ったのに、家と一緒に流された…」と話す親子が居ました…。辛いですね。
サインが欲しい方にサインをして、和やかな会話も出来ました。
皆さんの悲しみを少しでも分かち合いたい、そしてつかの間でもいいから、笑顔の時間を過ごして欲しいです。
一日も早く、安定した暮らしが出来ますように。
ユニセフとともに子供達の支援を頑張ります。
アグネス