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ソマリアの悲しみ

19・20・2010
今日はホーダンという16歳の女の子の生活を見てみました。
両親を亡くした兄弟は避難民キャンプの中で寄り添って、生活しています。
12才から、ホーダンはすべての家事、育児を担当しました。
今日はホーダンがご飯を作るところと、姉妹を紹介してもらいました。
金曜日がソマリアの休みのため、夜間学校も休み、店も休み、水汲みもできないので、
今日は小屋の中で、姉妹たちといっぱいおしゃべりできました。
夢や目標いろいろ聞けましたね。
明日は改めて、会いに行きます。
キャンプの中で、近くに住む女性たちが新しく避難民になった方の世話をしているのです。
そういう女性たちの行動や、援助受けている方々の話も聞くことができましたね。
立派な活動をしてる意識はなく、人を助けるのは当然と・・とってもやさしい、たくましい女性達でした。
午後は病院に行きました。子供病棟で、栄養失調、胃腸炎。心臓病、糖尿病・・・などなどの病気で入院している子供たちが居ました。重度の栄養失調の子供たちを抱いて、お母さんたちを励ますしかありませんでした。
治療受けて退院しても、お金がないために、薬を飲み続けることができない。
慢性病の子供たちを助ける道が見つからない。医者たちは現状の厳しさを話してくれました。
孤児も居ました。捨てられた子供たちです。下痢や嘔吐で入院していました。
笑顔がかわいい!
なぜ、こんなかわいい子供たちを捨てるのか・・・
「親が食べていけないから」「10代で子供ができてしまったから」と事情はいろいろあるようです。
病院は1952年に建てられたもので、機材も足りない、薬も医者も不足していました。
「助けて」と医者たちは必死で訴えていました。
その次に孤児院に行きました。340人が子供たちが居る孤児院。
かわいい子供たちがいっぱい居ましたね。
歌をうたったり、飴を配ったり・・・
でも、多くの子供たちは栄養失調でした。
夕飯はパンケーキのような主食2枚。
お腹いっぱいにはならないです。
状況はどうにもならないほど、悪い。
でも、親の居ない子にとっては、そこが唯一の救いでありました。
孤児院を支援する方法を考えたいです。
何か、きっとできることはあると思います。
夕方近くに、内戦の時の戦車が放棄されているところを見に行きました。
戦争は終わらない、人々は前に進みたいが、道がない。
若者は国に不満、夢が見れない・・・イライラしては、極端な思想に嵌って行く青年も・・・
男たちは出稼ぎに行って、家族と離れ離れになり、送金で家族を養う。
人々は戦火から逃れるように、逃げ回って、すべてを失う。
その際だにたくさんの子供たちは生まれ、死んでいく。
悲しみの積み重ねはどこまで続くのか?
今日も物乞いの20歳のお母さん、洗濯を仕事にして、子供たちを連れて、動き回る3人の姉妹、10ヶ月前に子供を亡くして、今も栄養失調の2ヶ月の赤ちゃんを抱えていたお母さんの話を聞きましたよ。
一日で受け入れられる悲しみをはるかに超えた一日でした。
明日はさら深刻の問題を取材します。
FGMです。女性の精器切除です。
ソマリアでは100%近くの女性は小さいときに、精器を切除されるそうです。
危険で、健康に害する、人権的に問題のあるこの習慣の実態を聞きに行きます。
専門家、宗教家、そして、切除を仕事にしている女性たち・・・いろんな方面から話を聞くことになっています。
長い一日になりそうですね。
がんばります。
今日は心が痛いだけでなく、考えすぎて、泣いてしまって、頭も痛いです。
早めに寝て、明日は100倍元気で活動します。
それでは、
おやすみなさい。
Say a little prayer for the children of Somalia.
アグネス

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