今日は「新報道2001」に出演しました。
大変有意義でしたよ。
香港の基本法、選挙の仕組みを説明させて頂きました。
少しでも香港を理解して頂けたら嬉しいです。
香港が1997年、イギリスの植民地支配から中国に返還されてから、「基本法」(ミニ憲法)が成立、香港人は初めて選挙拳を手に入れました。
香港市民が自分たちの議員や代表、選挙委員会を選べるようになりました。
最高責任者(長官)の立候補者になるには、市民が選んだ委員会の半数の賛成票が必要です。
複数の候補者の中から、2017年の選挙で、香港市民が直接投票で新しい長官を決めます。
この基本法で定められている選挙体制のお陰で、香港人はある程度の自由と決定権は持っています。
これは香港人の誇りです。
学生達とデモ隊の要求は、中国政府に選挙委員会を廃止して、長官選挙を直接選挙にする事です。
基本法では「選挙委員会」が候補者を選ぶ事を書いてあります。
選挙委員会をなくすためには、基本法を改正しないといけません。
基本法(憲法)を変えるには議員の3分の2の賛成が必要です(これは日本の憲法とも似ています)。
先ずはこの手続きからやるべきです。
香港市民から選ばれた議員の皆さんの合意の元で決めるべきです。
もし今の議員達に不満があるなら、次の選挙で意思を示すべきです。
これが民主主義の基本です。
香港の事は香港人が決めるのは望ましいと思います。
それが「一国両制度」のあり方です。
香港の自由を守るためにも、基本法は大事です。
中国政府も香港の事は香港に任せると言ってくれているので、
それはとってもいい事です。
香港の事が北京の「鶴の一声」で決められたら、決して、香港にとって良い事ではないと思います。
皆さんは番組を見てくれましたか?
今日は「ナイナイアンサー」の再放送もあります。
見て下さいね。