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月別アーカイブ: 11月 2012

パレスチナ報告 その2

ガザの学校を訪ねました。

耳の検査をするプロジェクトが今年からスタートしました。

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ガザ地域は世界中で人口の割合に耳の不自由の方が多いのです。

小さい時から見つかれば、

正しい指導をすれば子供達は勉強する事が出来ます。

さらにガザ地域は6年前から封鎖され、いとこ同士の結婚が増えています。

遺伝性の病気や、近親婚の危険性が懸念されています。

一年生の30人のクラスに3人は中耳炎、ひとりは良く聞こえていない事が検査で判明しました。

女の子達と歌や遊びで楽しく遊びました。

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いっぱい抱っこされて、

大好きと言われて

幸せな時間でした。

ガザ地域の中でも、

戦闘が繰り返される塀の近くに住む子供達の為に

ユニセフが支援している家族支援センターがあります。

勉強や遊び、心のケアーも受けられます。

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そこを訪ねると、女の子達がリーダーシップの訓練を受けていました。

私も参加しました。

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私に対する質問は津波の被災地の子供達の事でした。

感動しましたね。

大変な状況にあるにも関わらず、

日本の事を心配してくれました。

別の部屋で子供達が絵本を読んでいました。

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ユニセフの手紙プロジェクトで福島の子供達に手紙を書い女の子たちでした。

福島の子供達が返事を書いてくれたので、

今回さらに彼女達が返事を書きまして、

手作りのオモチャも作りました。

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私が持ち帰て、今度福島の子供達に届けに行きます。

男の子達はアラブ語の勉強をしていました。私は日本語を少し教えたよ。

ガザ地域は下水も大きな問題。新しい施設が建てられない為に、

下水がたまってる悪臭を放ち池と背中合わせで生活をしいられている。

昨年から4人の子供達が溺れて亡くなりました。

 

ユニセフは看板を建てたり、近寄らないように呼びかけています。

検問所が混み合う前にエルサレムへ戻りました。

防弾車の窓が故障を起こして、

半分閉まらなくなった為に、

日本から持って来たマスクを運転するスタッフに差し上げた。

エルサレムについたのは夜でした。

<続く>

パレスチナ報告

昨日はユニセフハウスでパレスチナ報告会が行われました。

1時間の報告会が1時間40分以上になるほど、

話したい事が多く、

時間が伸びてしまいました。

壁に囲まれて、封鎖されている状況で生活する子供達の現状を伝えることが出来たと思います。

今月の3日から出発して、パレスチナの西岸地域、エルサレム、ガザ地域を訪ね、

8日に帰国しました。

日本の援助のお陰で、ユニセフがパレスチナの子供達のために活動が出来ています。

学校の支援、水環境の改善、青少年や家庭のためのセンター、

医療のサービス、子供達を守るための活動など、

多岐にわたって、活動をしています。

今回、私はユニセフの活動を通して、

子供達が直面している問題を視察できました。

訪ねた子供達の現状を報告します。

まずは西岸地域のベイトハニナ小学校を訪ねました。

エルサレムからパレスチナの西岸に行く時は

イスラエルが保安のために建てた高い塀を越えないといけません。

遠回りして、決まったチェックポイントを通して、行きます。

西岸に住む人々は許可なしでエルサレムにはいけません。

許可は簡単におりません。

移動が制限されています。

どこまでも続く10メートルの高さの塀を見て、

ショックを受けました。

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学校の直しはイスラエル政府の許可なしには出来ないため、壊れたままの学校が多くあります。

ユニセフと民間援助団体が学校とイスラエル政府の間に、

時間をかけて交渉をして、

今回の直しが実現出来ました。

西岸地域で、壊れて、不十分な施設で学んでいる子供達が1万人いると言われています。

テントや、小屋、トイレもないところで勉強しています。

でも、許可がないと立てる事も直すことも出来ないのです。

日本の援助のお陰で、ユニセフは西岸とガザで21の学校を直し、

移動図書館を11の学校に提供して、

衛生教育を20万人の子供達に実施しています。

直されたベイトハニナ小学校の子供達はとってもうれしそうでした。

お祝いの踊りを見せてくれました。

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私も子供達と一杯遊びました。

良い未来が近い将来に来ますようにとみんなで願いました。

東エルサレムのブルジェ・アル・ルク・ルク青少年センターを訪ねました。

混み合って住んでいる地域で、子供達も青少年も遊び場所がないのです。

町では悪い誘惑があり、イスラエルの兵士と衝突になる事を避けるために、

集まる場所がとっても必要です。

そのためにガザでは21、西岸には46の青少年センターがユニセフとNGOで運営しています。

地元の子供達にとってはとっても、とっても大切な場所です。

スポーツをやったり、友達を作ったり、勉強を教えてもらったり、悩みを解決してもらったり、

心のケアーを受けたりしています。

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子供達と話したり、バスケットをやったり、つかの間の楽しい時間でした。

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この場所は神聖な教会の近くにある貴重な土地であるため、

settlersと言われるエルサレムや西岸に土地を取って、

住み込むイスラエル人に狙われているそうです。

ガザ地域の中で水タンクの援助を受けた家族を訪ねました。

ガザは6年前から完全封鎖され、高い塀に囲まれている地域です。

ハマズが支配している地域で、イスラエルとは敵対関係です。

人の出入りだけでなく、物質の出入りも制限されています。

私達も七つのゲートで検問を受けないと、ガザには入れません。

160万人が住むこの地域は経済が止まり、貧困が大きい問題です。

電気も水道のサービスはまばら、ガソリンも手に入らない状態が続いています。

町中にロバが荷台を引いてました。

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90%の飲み水が食用に適しないといわれ、水不足が深刻です。

水環境を良くするための施設は建設材料がチェックポイントを通すことが出来ないため、

大規模の施設を作る事が出来ません。

ユニセフは小さいな浄水所を作ったり

水をためるために水のタンクを一番貧困に苦しむ家庭に提供しています。

その中のひとつの家庭を訪ねました。

お父さんのダロールさんは失業中。家計はきわめて苦しいです。

「日本の援助とユニセフの活動で水が手に入って、とっても感謝しています」とお母さん。

苦しくっても、笑顔で話してくれました。

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多くの家族が安全な水を待っています。

ユニセフは2000個タンクを設置しましたが、これからも活動を続けていきます。

新生児訪問の医療サービスを受けている家族を訪ねました。

ガザでは昨年、1600人の新生児が1ヶ月になる前に亡くなりました。

封鎖された土地の中で、医療施設が限られているため、出産したら、

1時間後に退院するケースもまれではありません。

そのため、ユニセフは看護師と助産婦さんを派遣し、

お産したお母さんを訪ねます。

6ヶ月前からスタートしたプログラムですが、1400人のお母さんが訪問を受けました。

訪問の時に子供の健康診断も出来るため、

新生児とお母さんを守る事ができます。

今回はスルミーさんのお宅を訪問しました。

10月30日に帝王切開を受けた初産のスルミーさんは手術の1日後に退院。

助産婦さんは11月1日に初訪問。

11月5日に私は2回目の訪問に同行しました。

母子とも元気で、問題なしでした。

傷の糸もその場で抜きました。

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母乳で育てる事を進めています。

産後の悩みもその場で相談ができ、とっても素晴らしい活動と思いました。

<続く>

パレスチナから帰国

今月の3日からユニセフのミッションでパレスチナへ参りました。
今日、8日の12時にパレスチナから帰国しました。
短いパレスチナの視察でしたが、
たくさん勉強になりました。
初めて見たパレスチナの現実にショックを受けました。
パレスチナの子供達が直面している問題を象徴する場所を訪ね、ユニセフの援助を視察しました。
全部で8箇所を訪ねる事が出来ました。
そして、最終日に現地の子供達と一緒に歌を歌った平和コンサートの感動が
今も胸に一杯に広がっています。
一言、一言に歓声が起こり、
私の歌には開場全体が参加してくれました。
封鎖され、壁の中での生活はきわめて厳しいそして複雑なのに、
明るく振舞うパレスチナの皆さんでした。
パレスチナの子供達、女性、男性の強さ、美しさに感動しています。
たくさんの方に現状を知ってほしいです。
写真も映像もあります。
パレスチナの子供達のかわいい姿、健気な姿を見ていただきたいです。
頑張って、報告会の準備をします。
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