今日は岩手県の被災地の一つ陸前高田市を訪ねました。
花巻空港から2時間半。
海辺は広い範囲で津波の被害がありました。
瓦礫の山、壊れた建物、地盤沈下で海水が残ったままの地域…。
改めて、被害の大きさに言葉を失いました。
高田第一中学校の避難所を訪問しました。
時間をかけて、皆さんと触れ合いました。
「津波からぎりぎり逃げた…でもお父さんが…」
「お嫁さんが見つかっていない、1歳半の曾孫が残されて…」
涙無しでは語れない現実、涙無しでは聞けない話…。
今日は学校がお休みで、沢山の子供達が避難所にいました。写真を撮ったり、話したり、サインをしたりして、仲良くなりましたね。
子供達の笑い声は希望、すくわれました。
女の子が、ユニセフが学校再開に当たって一万六千人に配ったユニセフバッグと文房具を大事そうに持っていました。
援助が役に立っている事を実感しました。
下着、絵本、キャンディ、ぬいぐるみのプレゼントもとっても喜んでくれました。
「来てくれて、ありがとう。元気が出ました」と抱き着いて言ってくださった方も多く、みんなの温もりは忘れません。
次に高田小学校を訪ねました。高台にあるにも関わらず、一階は津波に遭い、どこも泥だらけになり、大きな被害をうけました。ユニセフのボランティアも手伝って、今は校舎、校庭が綺麗になって、学校が再開出来ました。でも周りは瓦礫の山、見渡すかぎり、津波の傷跡。
瓦礫を撤去する作業でホコリが舞い上がる。先が見えない。復興の道は長い。子供達の支援はこれからが本番です。
がんばりましょう。
明日は陸前高田市と大船渡市を訪ねます。
アグネス