被災地大船渡市から
午後は大船渡市を訪ねました。
津波が川を経由して登り、海からかなり遠い高台まて、被災地となりました。
避難所となった公民館を訪問しました。
ここも子供達がいっぱいいました。ぬいぐるみが一番よろこばれました。やっぱり、子供達は楽しい事を望んでいるのでした。
時間をかけて、一人一人の話を聞きました。
サインや写真を撮って、つかの間の楽しい時間を過ごしましたね。
帰り際に「ひなげしの花を聞きたい。一緒に歌うから、聞かせて!」とリクエストされました。
手拍子を頂き、歌いだしたら、大合唱になりました。
歌の絆を感じましたね。笑顔いっぱいで帰る事が出来ました。
役場に出来た災害エフエムに出演して、市長にご挨拶もさせていただきました。
講演会で訪ねた大船渡市の町並みは大津波で壊されましたが、
大船渡市の皆さんの明るさ、心の強さは健在です。
生まれ変わった大船渡市に期待します。
がんばりましょう〜。
アグネス
下矢作保育園を訪ねて〜
今日は高田市山間部の下矢作保育園を訪ねました。
一度は閉園を考えていましたが、津波で再開出来なくなった竹駒幼稚園から子供達が引っ越してきて、今は46名の子供達が通うようになりました。
ユニセフはこの保育園も支援しています。
今日は「ちっちゃな図書館」、キャンディ、ぬいぐるみを持って、訪ねました。
子供達に絵本を読み聞かせしました。子供達はみんな手振り身振りで私の声や動作を真似してくれて、楽しんでくれましたね。
歌も歌いましたよ。汽車ごっこもやりました。鯉のぼりが泳ぐ空の下に子供達の笑い声が響いて、大人達もみんな笑顔。胸が熱くなりましたね。
帰る時には子供達が「チュー」してくれたりして、抱き着いて離してくれませんでした。
元気に成長してほしいと願って、ユニセフはこれから栄養補給の給食支援をさせていただきます。毎日栄養のある食べ物が保育園に届く予定です。
これから出来るだけ多く、被災地の保育園、幼稚園を支えて行きます。
先生方、保護者の方、何か悩みがあったら、是非、ユニセフに相談してください。
アグネス
被災地陸前高田市から
今日は岩手県の被災地の一つ陸前高田市を訪ねました。
花巻空港から2時間半。
海辺は広い範囲で津波の被害がありました。
瓦礫の山、壊れた建物、地盤沈下で海水が残ったままの地域…。
改めて、被害の大きさに言葉を失いました。
高田第一中学校の避難所を訪問しました。
時間をかけて、皆さんと触れ合いました。
「津波からぎりぎり逃げた…でもお父さんが…」
「お嫁さんが見つかっていない、1歳半の曾孫が残されて…」
涙無しでは語れない現実、涙無しでは聞けない話…。
今日は学校がお休みで、沢山の子供達が避難所にいました。写真を撮ったり、話したり、サインをしたりして、仲良くなりましたね。
子供達の笑い声は希望、すくわれました。
女の子が、ユニセフが学校再開に当たって一万六千人に配ったユニセフバッグと文房具を大事そうに持っていました。
援助が役に立っている事を実感しました。
下着、絵本、キャンディ、ぬいぐるみのプレゼントもとっても喜んでくれました。
「来てくれて、ありがとう。元気が出ました」と抱き着いて言ってくださった方も多く、みんなの温もりは忘れません。
次に高田小学校を訪ねました。高台にあるにも関わらず、一階は津波に遭い、どこも泥だらけになり、大きな被害をうけました。ユニセフのボランティアも手伝って、今は校舎、校庭が綺麗になって、学校が再開出来ました。でも周りは瓦礫の山、見渡すかぎり、津波の傷跡。
瓦礫を撤去する作業でホコリが舞い上がる。先が見えない。復興の道は長い。子供達の支援はこれからが本番です。
がんばりましょう。
明日は陸前高田市と大船渡市を訪ねます。
アグネス
いよいよ明日岩手
昨日は北海道の白老町で
読売新聞子育応援大賞を受賞した
NPO 法人「お助け隊」の「すくすく3・9」5周年記念講演会でした。
温かいみなさんと出会えて、幸せな時間でしたね。
今日は都内で仕事、いよいよ明日から岩手の被災地にいきます。
4日間の日程です。
保育園や幼稚園を中心に訪ねます。
子供たち、保護者、先生たちの声を聞き、一緒に子供たちを見守っていきたいです。
がんばります。
アグネス