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日別アーカイブ: 2008年7月4日

4/7/2008
今日はユニセフハウスで四川省の視察の報告をしました。たくさんのマスコミの皆さんが来てくれまして、ありがたかったです。
26日に成都に入って、会議などをしました。27日は世界遺産でもある都江堰に行きました。町の建物の98%は危険とされて、町全体が壊れていましたね。行政はこの1ヶ月半の間に出来るだけ整理した様子ですが、大きい道から外れると、壊れたままの建物がそのまま残ってました。被害の大きさにあっとされました。人々はテントや仮設住宅で住んでいます。被災者の方の話も聞きました。家族を失い、ものすごい大変な思いで逃げた体験などを聞きました。世界遺産の入り口でもある南橋に行ったら、危険なのに、人々は生活のために屋台などをだして、商売をしていました。「まったく客が来ないね」と観光地で生活を立てていた町だけに、今回の打撃は長引きそうです。
その日の午後は長い道のりをして、安県の永安鎮のテント村を訪ねました。1500人の北川市の被災民が泊まっていました。北川は町全体が破壊され、さらに地震で出来たダムの水も流れ込んだため、復興することは不可能と行政は決め、もっと安全なところへ町全体が動くことになりました。北川に住んでいた人々はもうふるさとには戻れません。
そこにはユニセフの「子どもにやさしい空間」がありました。その日もたくさんの子供達が集まってまして、にぎやかに遊んでいました。遊びや先生の指導によって、子供達は災害の恐怖や肉親をなくした悲しみから逃れます。そこで子供達のために中国ではやっていた私の歌を唄いました。みんな、本当に喜んでくれて、先生やVolunteer 達は一緒に歌ってくれました。「この歌は小さいときからうたっていたよ」と懐かしそう言ってくれました。歌声が山に響き、テント村に住む人々も参加して、本当に思い出に残る素晴らしい時間となりました。綺麗な山々に囲まれた美しいところです。短い時間でしたが、子供達はすべてを忘れて、楽しそうに笑って、踊ってくれましたね。女の子からポプラの葉っぱを貰いました。たくさんの子供達からサインを求められまして、一人の女の子が私の袖で、何かをしていた。ホテルに帰って、服を脱ぐときに分かったが、それは小さなオリンピクのバッチを付けてくれたのでした。それは、きっと、あの子の宝物だったでしょう。すべてを失った人々の暖かさに感動。ユニセフの活動が喜ばれていることに感謝でしたね。
28日には雷鼓鎮にあるテント村を訪ねました。3500人の北川とその近辺で被災した方が泊まっていました。ここもユニセフが活動していました。そこでであったのは親を亡くした子供達でした。子供達の話は本当につらいです。
この話は明日に書きます。
今日は久しぶりに自分の息子達と会って、みんな報告会に来てくれました。仕事の合間に遅い昼ご飯をつくってみんなで食べました。何気ない時間でしたが、何故かとっても感謝しました。
新曲のジャケットとPVの打ち合わせもしました。新曲を改めて聴いて、泣きました。今の心情では、とっても涙なしには聞けません。すべてに感謝と言う内容です。
しばらくはきっとこの視察で見たことで頭が一杯になると思いますね。この週末で原稿を仕上げます。英字新聞と共同通信の原稿です。掲載されるのを楽しみにしてくださいね。
それでは、
今日はここまで。
明日はテレビの収録があります。頭を着替えないとね。
がんばります。
アグネス
いつも応援してくれて、本当にありがとう。

3/7/2008
ただいま!四川省から帰ってきました。
中身の濃いミッションとなりました。
地震で肉親をなくした方、財産をなくした方、友達を失くした方の話をたくさん聞きました。
涙なしには聞けない話で、涙が枯れるほど、この1週間は泣きました。毎晩は頭が痛くなり、眠ることも出来ませんでしたね。それでも、明るく振舞うことで、みんなを励まさないといけませんでしたので、精神的にHeavyでした。でも、被災者の皆さんと比べれば、自分の苦労なんて、とんでもないです。
たくさん物語を抱えて帰ってきました。明日はユニセフで報告会です。
スタッフは徹夜で写真選びや、ビデオの編集をしています。
私も原稿が待っています。
今日は頭を整理して、明日、いい報告会にしたいと思います。
とにかく、被災者の皆さんのたくましさと支援者達の献身的な活動に感動しました。
子供達の健気な姿に涙、でも、子供達のかわいらしさに救われました。
詳しいことは後日にゆっくりします。
今日もテントで暮らしている被災者の皆さんに幸あり!
アグネス

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